公開日 2022年03月25日
「ヤングケアラー」とは
ヤングケアラーとは、一般的に、ケアを必要とする家族(障がいや病気のある家族、幼いきょうだい)などのため、本来大人が担うような家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳以下の子どもを言います。
「ヤングケアラー」って例えばこんなこと
- 障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
- 障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
- 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている。
- 日本語が第一言語でない家族や、障がいのある家族のために通訳をしている。
- 家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている。
- アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している。
- がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。
- 障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている。
- 障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
(出典:一般社団法人日本ケアラー連盟)
「ヤングケアラー」はどんな悩みを抱えているの?
- 宿題をしたり、勉強をする時間を十分につくれない。
- 寝不足で学校を休んだり遅刻してしまう、授業に集中できない。
- クラブ活動を十分にできない、修学旅行に行けない。
- 友達と遊ぶ時間が少ない、もっと自分の時間が欲しい。
- 友達や先生に家族のことを話しづらい、誰にも相談できない。
- 希望する進学や就職が難しい。
- 勉強と家族のケアの両立に疲れた、休みたい。
児童・生徒のみなさんへ 「自分はヤングケアラーかもしれない」と思ったら・・・
会津若松市では、子ども・家庭に関する相談を幅広くお受けしています。
家族のこと、自分のことで悩んだら、気軽に相談してください。
どうすればあなたとご家族の生活がより良くなるのか、相談員と一緒に考えていきましょう。
相談に必要なものはありません。また、相談内容についての秘密は守ります。
もちろん、あなたの担任の先生に相談することも、とても良いことです。
話してみるだけで、あなたの気持ちがほんの少し楽になるかもしれません。
悩んだときには相談してください。
- こども家庭課 家庭児童相談室 電話:0242-32-4470 相談受付時間:月曜から金曜の8:30から17:15まで(祝祭日は除く。)
- 教育委員会学校教育課 教育相談員 電話:0242-32-4441 相談受付時間:月曜から金曜の8:30から17:15まで(祝祭日は除く。)
- メールで相談することもできます。(メールは、会津若松市役所こども家庭課に届きます。) メール
周囲の大人・関係機関のみなさんへ 「あの子はヤングケアラーかもしれない」と思ったら・・・
家族のケアを担っている子どもが、「自分がヤングケアラーであること」を自身で認識するのは難しいと言われています。
また、子どもが家庭内のことを相談するのをためらうことも決して珍しいことではありません。
子どもの日々の様子や話の内容、地域活動や仕事などを通じて、「もしかしたら、あの子はヤングケアラーかもしれない」と感じたときは、次の相談機関までご連絡ください。匿名での相談が可能です。また、個人情報は厳守いたします。
ヤングケアラーに関する相談窓口
- こども家庭課支援グループ 電話:0242-23-4545 相談受付時間:月曜から金曜の8:30から17:15まで(祝祭日は除く。)
- 教育委員会学校教育課教育振興グループ 電話:0242-39-1303 相談受付時間:月曜から金曜の8:30から17:15まで(祝祭日は除く。)
家族のケアを担っている子どもにとっては、ケアを必要とする家族も、大切な家族の一員であることに変わりはありません。
このため、ヤングケアラー支援にあたっては、子どもが家族を大切に思う気持ちに配慮する必要があります。
「子どもがケアを担っていること」そのものを問題と捉えるのではなく、年齢にふさわしくないケアや過度なケアを子どもが担っている場合に、子どもの負担を減らしていくことが必要となります。
まずは、子どもの話を聴き、その悩みを受け止めることから支援が始まります。
その他の相談窓口の紹介や、ヤングケアラーについての情報等
- 厚生労働省ホームページへのリンク(外部サイト)
- 厚生労働省 ヤングケアラー特設ホームページへのリンク(外部サイト)
- 文部科学省ホームページへのリンク(外部サイト)
- 「あなたはひとりじゃない」内閣官房 孤独・孤立対策担当室ホームページへのリンク(外部サイト)
お問い合わせ
- 会津若松市役所こども家庭課
- 電話番号:0242-23-4545
- ファックス番号:0242-39-1434
- メール